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ホーム > モノ作りの現場から > Delivery Works 俵藤ひでと #011



前回に続いて同じタイトル(大人編!)。しかしそれほど大人なモノとは言えません・・・
形容しがたい雑貨が多いので、その中でもそれなりに説明のつく私物を紹介させて頂きます!

アンティーク・インテリア・リサイクルショップ、買ったモノ、友人に頂いたモノ、
値段も場所も様々ですが、ちなみにウチはグラスやカップが多いのです。
何ででしょうか?(皆さんもそうですか?)
共感を得られると嬉しいですね・・・



ではまずアンティークカップから。

右はファイヤーキング社(アメリカのガラス製テーブルウェアーメーカー)
マクドナルドのマグカップ!
お日様が「おはようさん」と言っています。
宣伝用に作られた物なのか?その辺のことは分かりません。
この独特な白濁色したファイヤーキングは
色んなイラストやグラフィックが入ったモノがあります。
コレクターが多い。

左はドイツ製の耐熱プラスチック(メラミン樹脂かな?)カップ。
赤と白の組合せが好きなのですが、何より作りが良い!
インジェクション(射出成形)のモノって安っぽく見えるのですが、
この品物は成形型の精度と加工技術がとても高いです!
さすが工業先進国。
emza(エムザ)社製、ドイツの家庭用品メーカー。
購入後知りました。




右: グラスとグリップ(ポリプロピレン製)がセパレートになるタイプ。
クオリティーは低いのですが、よく見ると「Esso」のロゴマークが・・・
意外でした、嬉しい!こういうのに弱い。
ノベルティー?
それともアメリカのガソリンスタンドのドリンクバーとかで使われてたモノなのかな・・・

中央: 板橋のリサイクルショップで購入しました。
くびれが可愛いでしょ?でも洗いづらい!
「FRESCA(フレスカ)」とロゴが入ってます。
どうやらコカ・コーラ社の柑橘系飲料水の銘柄らしい。
(アメリカではメジャーブランド、知ってました?)
日本にも入って来てたのかな・・・ナゾです。
1個100円でした!

左も同じリサイクルショップで後日購入。
言わずと知れたサッポロ社「リボンブランド」。
グリーンを使ったグラフィックは、
おそらく「リボンシトロン」の古いノベルティ。
なんと2個で100円!
最近見ないですねリボンシトロン。どこへ行ってしまったのか・・・




プラハで購入したボヘミヤングラスです。
ヨーロッパ放浪の最中だったので、
大きさの割りにかなり肉厚の壊れずらい物を選びました。
繊細な物は高価で伝統工芸品という感じで、
その中でこの子たちはリーズナブルで一番モダンなデザインでした。

100年以上続く有田焼の老舗「深川製磁」のティーカップ。
早くからアールデコやジャポニズムをデザインに取り入れ、
これはパリ万博に出展した時のデザインだそうです。
伝統工芸品っぽくなモダンでカッコいいと思いました。
定価はけっこうするみたい・・・
しかも肉薄でコワくてあまり使ってません。




友人から頂いたモノですが
「もらってなかったら、絶対買ってた」
と僕に言わせたお気に入りの一品です。

「ロイヤルコペンハーゲン」は「青」のイメージがありますが、
らしくない黄色のマグカップ。
グリップエンドがカップの底とそろっているので見た目も安定が良く、
色もキレイで良質なポップデザインという印象。
色んな持ち方が出来る。

紙コップをクシャっとつぶした、ちょいと皮肉ったデザイン。
私の母は一生懸命手で直そうとしてました(本当です)。
無理ですよ、陶器ですから・・・

「飲む」行為をするための道具だけでこんなに種類があります。
生活するのにこんなに要らないのですが、
僕は使うというコト以外にも価値を見出してるのです!




彫刻的な構造が美しい。
レーダ探知機?アンテナ?
じつはコレ空気清浄機なんです!
「プラズマイオン空気清浄機」のはしりのモノです。
色んな角度に動くヘッドがどのような効果を出ているのか分かりません。
謎が多い。
それにしてもかなりアバンギャルドなデザインだと思いませんか?
日本製。




お祖父さんの家をかたずけてた時に出てきた形見のカメラです。
片方は8年程前(放浪中)プラハのカメラ屋で偶然同じモノを見つけ、
貧乏旅行にもかかわらず運命を感じて購入!時を超え海を越え今こうしてここに並んでいます。

「Krauss Rollette」ドイツ製。
1940年代に作られたモノだそうです。
最初見た時は、まずふフタの開け方が分からず
機関車みたいな中身が現れたときは感動しました。
レンズの収納の仕方とか、全てがアナログパーツで仕掛けが面白い。
露出、シャッタースピード、被写体との距離の設定1〜8m、∞。
でもいまだに使った事無いです・・・
これで撮ったらレトロな写真が出来るのでしょうか?




「play mobil」プレイモービル、
ドイツの子供の玩具ですが大人の僕がビンビンにきちゃいました!
ここには最近の物から.30年近く前の物まで有りますが、
カタチが変って無い!
様々な職業やスポーツに係わる人、乗り物、道具を
写実的に作るのではなく、シンプルかつモダンに表現していて、
精度が高く細部まで作り手の心が行きとどいてる。

「レゴ」のような組み立てていく立体パズルではないのですが(レゴも好き)、
良質な玩具を子供の頃から触れさせてデザイン意識を高めさせる、
さすがプロダクトデザイン先進国(また言っちゃった)
としか言いようが有りません。




「必要か?」と問われると必要では無いのですが、
出会ってしまうと「一期一会ですから・・・」なんて
言い聞かせている自分がいます。




カタチあるもの、人の手がたずさわるという事は、
そのモノに誰かの意図や思い入れが必ずあるはずなのです。
僕らもそんな気持ちで仕事してますから・・・
そういうバックグラウンドを探るのが好きなんです。


機能を追求するそれも大事なんですが、
モノ作りってそれだけじゃないと思う。
「無駄の中に宝がある」
いつまでも遊び心を忘れずに仕事していきたいですね。



俵藤ひでと (1972生)
ICSカレッジオブアーツ卒
1995年 ひょうどう工芸入社
2002年 デリバリーワークス設立
アクリル加工を中心とする特注家具・照明器具・立体物のデザイン製作
オリジナル家具・照明の企画デザイン・製作・販売



#066 2010.08 新しい五月人形
#065 2010.07 アクリルのトランク型ディスプレイ什器
#064 2010.06 展示会のまとめ
#063 2010.05 現代手工業展2010
#062 2010.04 アートとモノ作り
#061 2010.03 アクリル引きモノパーツ / 現代美術VOCA展
#060 2009.12 コレクションショー
#059 2009.10 ショップ什器 / 展示会のお知らせ
#058 2009.08 バーテンダー
#057 2009.07 多摩美素材実習
#056 2009.06 2009年展示会を終えて
#055 2009.05 展示会に向けて2/コラボレーション
#054 2009.04 展示会に向けて−アクリルで本をカタチ作る
#053 2009.03 アクリルの茶杓 / 伝統と現代
#052 2009.02 掛川現代アートプロジェクト/アクリルの棗(なつめ)
#051 2009.01 氷のアクリル
#050 2008.12 NYにて
#049 2008.11 ニューヨークへ
#048 2008.09 裏方にまわる楽しさ
#047 2008.08 2008年展示会を終えて
#046 2008.07 想い込めて。仲間の協力を得て。
#045 2008.06 キスの練習 くちびるの習作
#044 2008.05 展示会のテーマ「誰かの為のギフト&トロフィー」
#043 2008.04 手を離れ商品化へ!
#042 2008.03 IID世田谷ものづくり学校でワークショップ
#041 2008.02 アクリルのシャンデリアの行方
#040 2008.01 ご挨拶
#039 2007.12 実習講義 素材とたわむれる
#038 2007.11 デザインにユーモアを
#037 2007.10 ある仕事の風景
#036 2007.09 ポリへドロン
#035 2007.08 アクリルの茶杓
#034 2007.07 バングルのデザイン - メイド イン ジャパン -
#033 2007.06 展示会、真っ最中
#032 2007.05 仕事とは時間を共有すること/6月の展示会に向けて
#031 2007.04 モノを作り表現する女の子たち
#030 2007.03 (続)プラスチック ってガンバってるかも
#029 2007.02 プラスチック って言っても様々
#028 2007.01 マイナーチェンジを繰り返す
#027 2006.12 多摩美術大学にて
#026 2006.11 趣のあるアクリル 茜色に染める
#025 2006.10 端折ってはいけないコト そこに愛はあるのかい?
#024 2006.09 FRPかぶき野郎
#023 2006.08 アクリルをシェイプする
#022 2006.07 展示会を終えて
#021 2006.06 展示会に向けて
#020 2006.05 友人の店を仲間達でつくる
#019 2006.04 ダイソン。それは格好良いだけじゃない掃除機。
#018 2006.03 絵のある部屋
#017 2006.02 アクリルの表現力
#016 2006.01 ロゴデザインをする
#015 2005.12 有限会社 荒木塗工所
#014 2005.11 マーキングフィルムで遊ぶ・レッツ カスタマイズ!
#013 2005.10 製作の現場だから気付くこと、出来ること
#012 2005.09 Delivery Works 南部健太郎
#011 2005.08 無駄の中に宝がある(大人編)
#010 2005.07 無駄の中に宝がある(子供編)
#009 2005.06 (有)クラフトロ 矢野心吾さん
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#004 2005.01 島谷製作所
#003 2004.12 大河原製作所
#002 2004.11 savor 末松貴久・小橋佐和美
#001 2004.10 展示会