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ホーム > モノ作りの現場から > Delivery Works 俵藤ひでと #028




ファーストモデルの模型


特殊インクで印刷した柄をアクリルで挟み込んだ


去年のオゾンでの展示会


今回の「garnish」はレーザーでスリット入れた意匠を施してます。


ラインデザインさんの物件にて。
「Readymade Reinnovation Room」


「Readymade Reinnovation Room」とは中古マンションをただリフォームするのではなくライフスタイルから家具のスタイリングまで提案するまさに「個」のための部屋




ひとつのモノを作るにも、かなりの時間をかける。
デザインは思い付きで始まる時もあるが、
と同時に加工方法や構造などのプロセスも一緒に考える。

仕事では特に、自分が作り手である以上、提案しておいて
「やっぱり出来ませんでした・・・」が一番恥ずかしい。
と言うか無責任だと思うわけです。

良いも悪いも作りながら考え、考えながら作る。
だから自分のキャパをあまりにも超える提案は出来ない。
ある意味、臆病者かも知れません(笑)
自分の100%を出すことは大前提だとして、
プラスアルファーどれ位出せたか・・・それを目指しています。

大げさな言い方をすれば、
作った事がないし見たこと無いモノを作るわけだから、
自分の中で明確にするまで、出来る限りのことはやります。
模型から始まり、時には原寸のプロトタイプまで作って確認します。

仕事に限らず、自分の作品や商品でも一緒です。

それでも、作った後に「こうしたらもっと良くなったかも」とか、
「ちがうシーンにはこうした方がもっとイイかも」
と思ったりする時があります。
作ってみないと分からない。

これだけ時間をかけてもやはりパーフェクトって無いんですよね。
だけど、それをもっと良くしたいのだが、
詰めて行く機会がなかなか無い・・・
言わば不完全燃焼で終わらせ、次に進んで行く。
物件の仕事にしても新しい人と出会い、
次は全く違うコンセプトで作る。
一回切りで終わらせてしまうことが多い。
新しいお題に挑戦するのは好きだし、
悪いことではないのだけれど、何だかもったいないと思った。



友人を通じて知り合った、住宅のリノベーションを中心に
デザイン設計している「株式会社ラインデザイン」さんとの物件で
以前、展示会で発表した照明器具「garnish」を、
リデザインしました。

展示会ではグラフィックを特殊加工でアクリルの中に閉じ込め、
柄を引き立たせるために羽(パーツ)を6枚で構成していた。
これはこれで新しい試みだったし良かったのですが、
小ロットで製作するとかなりコストが掛かり
次の製作の足かせになっていた。

羽(パーツ)を少し薄いアクリルt5mmで構成し、
枚数は倍に増やした。
そうする事でフォルムも円状に近くなりボリュームが出たうえ
グレアも少し軽減された。
コストも下がり、何より特注で色を変えることが出来るのである。

今回はグレースモークで製作しました。
現在、無色のクリアで製作進行中です。

カラーアクリルで作ったら、ちょっとポップになって
子供部屋に可愛いかもとか、
集光アクリルを使って光源にブラックライトを使ったら
アウトラインだけが浮かび上がり
照明とは言えないが、面白いオブジェが出来るかもと、
色々考えてます。

常に何か新しいモノを求められる中、
一度過去に作ったモノを振り返り、
当時の自分では精一杯だったモノを見直すのも良いかも。

マイナーチェンジを繰り返すことで、
更に良くなって息を吹き返すはず。

僕の技術や考え方の質が上がっていれば・・・   笑


一級建築士事務所 株式会社ラインデザイン(神戸本社)
所在地 〒650-0042
兵庫県神戸市中央区波止場町6-8 篠崎倉庫2F
フリーダイヤル 0120-144-336
TEL 078-371-7761
FAX 078-371-7762
URL http://www.line-design.co.jp
MAIL info@line-design.co.jp
面白い事してる設計事務所です。
僕は「東京オフィス」とお付き合いしていて、
スタッフの活きも良く、一緒に楽しく仕事させて頂いてます。
インテリアショップも運営しています。
詳しくはラインデザインのウェブサイトで!


俵藤ひでと (1972生)
ICSカレッジオブアーツ卒
1995年 ひょうどう工芸入社
2002年 デリバリーワークス設立
アクリル加工を中心とする特注家具・照明器具・立体物のデザイン製作
オリジナル家具・照明の企画デザイン・製作・販売



#066 2010.08 新しい五月人形
#065 2010.07 アクリルのトランク型ディスプレイ什器
#064 2010.06 展示会のまとめ
#063 2010.05 現代手工業展2010
#062 2010.04 アートとモノ作り
#061 2010.03 アクリル引きモノパーツ / 現代美術VOCA展
#060 2009.12 コレクションショー
#059 2009.10 ショップ什器 / 展示会のお知らせ
#058 2009.08 バーテンダー
#057 2009.07 多摩美素材実習
#056 2009.06 2009年展示会を終えて
#055 2009.05 展示会に向けて2/コラボレーション
#054 2009.04 展示会に向けて−アクリルで本をカタチ作る
#053 2009.03 アクリルの茶杓 / 伝統と現代
#052 2009.02 掛川現代アートプロジェクト/アクリルの棗(なつめ)
#051 2009.01 氷のアクリル
#050 2008.12 NYにて
#049 2008.11 ニューヨークへ
#048 2008.09 裏方にまわる楽しさ
#047 2008.08 2008年展示会を終えて
#046 2008.07 想い込めて。仲間の協力を得て。
#045 2008.06 キスの練習 くちびるの習作
#044 2008.05 展示会のテーマ「誰かの為のギフト&トロフィー」
#043 2008.04 手を離れ商品化へ!
#042 2008.03 IID世田谷ものづくり学校でワークショップ
#041 2008.02 アクリルのシャンデリアの行方
#040 2008.01 ご挨拶
#039 2007.12 実習講義 素材とたわむれる
#038 2007.11 デザインにユーモアを
#037 2007.10 ある仕事の風景
#036 2007.09 ポリへドロン
#035 2007.08 アクリルの茶杓
#034 2007.07 バングルのデザイン - メイド イン ジャパン -
#033 2007.06 展示会、真っ最中
#032 2007.05 仕事とは時間を共有すること/6月の展示会に向けて
#031 2007.04 モノを作り表現する女の子たち
#030 2007.03 (続)プラスチック ってガンバってるかも
#029 2007.02 プラスチック って言っても様々
#028 2007.01 マイナーチェンジを繰り返す
#027 2006.12 多摩美術大学にて
#026 2006.11 趣のあるアクリル 茜色に染める
#025 2006.10 端折ってはいけないコト そこに愛はあるのかい?
#024 2006.09 FRPかぶき野郎
#023 2006.08 アクリルをシェイプする
#022 2006.07 展示会を終えて
#021 2006.06 展示会に向けて
#020 2006.05 友人の店を仲間達でつくる
#019 2006.04 ダイソン。それは格好良いだけじゃない掃除機。
#018 2006.03 絵のある部屋
#017 2006.02 アクリルの表現力
#016 2006.01 ロゴデザインをする
#015 2005.12 有限会社 荒木塗工所
#014 2005.11 マーキングフィルムで遊ぶ・レッツ カスタマイズ!
#013 2005.10 製作の現場だから気付くこと、出来ること
#012 2005.09 Delivery Works 南部健太郎
#011 2005.08 無駄の中に宝がある(大人編)
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#009 2005.06 (有)クラフトロ 矢野心吾さん
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#007 2005.04 リートフェルトへのオマージュ
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#005 2005.02 アクリルの接着加工について
#004 2005.01 島谷製作所
#003 2004.12 大河原製作所
#002 2004.11 savor 末松貴久・小橋佐和美
#001 2004.10 展示会