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ホーム > モノ作りの現場から > Delivery Works 俵藤ひでと #058






"コアントロー"
リミテッドエディションのボトル


"COINTREAU COCKTAIL BOOK"
彼のイマジネーションに無限の可能性を込めて。


コアントローカクテル専用のメニュースタンド。

渋谷に僕の友人が経営するバーがあります。
店の名は「Bar 石の華」。
オーナーバーテンダーである「石垣忍」氏とは
高校時代からの付き合いである。

二十歳の時に教えてくれる師匠的な存在がいない、
ある老舗すき焼き店のバーカウンターを一人で任され、
社会経験もほとんど無いまま、
このムチャ振りを引き受けたのが彼のキャリアのスタート。

試行錯誤しながら持ち場を切り盛りしていたはずです。
その当時、客で通ってた僕も若かったので
彼の大変さはあまり気付かなかったけど
今思うとエラかったなと感心します。
原価計算とか、お酒に詳しいオジサン達の対応とか
良く解らなかったはずですから(イメージ)。

そんな逆境も糧に、29歳の若さで
全国バーテンダー技能競技会で総合優勝を経て、
2005年にはイタリア・トリノで行われた
国際バーテンダー協会公認のカクテルコンペティション
「バカルディ・マルティーニグランプリ2005年」で優勝し、
事実上の世界一のバーテンダーとなった。


彼の店が、フランスのリキュール "COINTREAU"(コアントロー)の
フラッグシップ日本の第一号店になり、
日本では販売されていない限定デザインのボトルに合せた、
ディスプレイやポップのデザイン製作に関わらせてもらいました。

"COINTREAU"(コアントロー)とはオレンジリキュールで、
どこのバーにも必ず置いてある必須アイテム。
現在、アメリカのバーレスクダンサー "ディタ・フォン・ティース"
(ミュージシャンのマリリン・マンソンの元奥さん)が
ブランドアンバサダーを務め、
9月初旬にはコアントローのプロモーションのため来日し、
そのイベントでは石垣氏がメインバーテンダーとして参加します。

今回、展示会で発表した商品アクリル製の本をアレンジして
"COINTREAU COCKTAIL BOOK"
著者/石垣忍と表したオブジェと、
実際に販売するコアントローを使ったカクテル専用の
メニュースタンドを製作しました。



以前頼まれて製作した、アクリルの茶杓と茶入れ。




抹茶を使ったオリジナルカクテル「織部」


オーナーバーテンダーの石垣忍氏。
飲料メーカーの商品開発など、活動は多岐にわたる。

それから以前頼まれて製作した道具も紹介します。
抹茶を使ったオリジナルカクテルを作る際に使用する
アクリルの茶杓と茶入れです。

彼の為に作った茶杓は茶道具用のモノより、
受けを深くして倍以上すくえるようになってます。
抹茶を入れる「茶入れ」は伝統的な形状を
半分尊重し半分無視して、
彼が使い易いカタチにアクリルを削り出したものです。

このオリジナルカクテルの銘は「織部」。
戦国の世の偉大な茶人の名である。
冷水で抹茶を短時間で点てるのが難しいようで
(ちゃんと混ざらずダマになってしまう)、
今まで抹茶を使ったカクテルはあまり無かったそうです。
しかも特注の和三盆で甘み加えていたりと、
このカクテルに限らず使用する素材に対する
彼のこだわりはやはり凄いです。

彼を見てるとバーテンダーという職業と
茶の湯の考え方は似ている点が幾つもあります。
設え、振る舞い。
お客をもてなすという事ではきっと同じなのかも知れません。

彼が作る渾身の一杯を味わいに、
是非一度お店に足を運んでみて下さい。



Bar 石の華
東京都渋谷区渋谷3-6-2 第2矢木ビルB1
TEL / 03-5485-8405
OPEN / PM6:00〜AM2:00

俵藤ひでと (1972生)
ICSカレッジオブアーツ卒
1995年 ひょうどう工芸入社
2002年 デリバリーワークス設立
アクリル加工を中心とする特注家具・照明器具・立体物のデザイン製作
オリジナル家具・照明の企画デザイン・製作・販売



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