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ホーム > モノ作りの現場から > Delivery Works 俵藤ひでと #061




磨く前のパーツ
(マットもカッコいい、個人的には好き)


バフ掛け(布を何枚も重ねて、回転させる)。研磨材を付けながら。


穴の内側も磨いてます。
大変なんですよ


仕上がったパーツ。
この後キレイに掃除して、傷付かないように一つひとつ袋詰めにして梱包します。


エッジもいい感じに立ってます!


中を通るパイプの径に合わせて肉厚パイプ状に丸棒を削り出しているのです!

年明け早々、アパレルの店舗装飾に使用する
大量のパーツ製作に追われておりました。
とても有り難いことなんですが、
その為なかなか記事をUPすることが出来ず、
毎月読んで下さっている方には申し訳ありませんでした!

今回の物件は、アパレルブランドの "JILL STUART" の
店舗でアクリルをかなり多用した内装。

デザイン事務所「LINE-INC」さんからのお仕事で、
代表の勝田隆夫氏は日本を代表する
インテリアデザイナーの一人だといって過言ではないです。
カッコいいお店をバンバン作ってます。
エグジットメタルワークサプライのOBでもあります!

僕が主に受けた製作物は
アクリルの「引きモノ加工」をしたパーツ。
引きモノとは、旋盤で丸棒を切削して形にした物で、
今回は外側と内の穴も削り出し、
そのパーツをハンガーシェルフや、
ハンガーラックの鏡面パイプに通して使います。

透明なアクリル丸棒も
削ると表面がマット(つや消し)になって曇ります。
それ磨いてピカピカの透明するのですが、
一度削った穴の内側も磨くのが大変なのです!

2月の末と、3月のあたまにオープンさせる2店舗分を合わせると、
パーツの数は1000個近くになります。

もうひたすらアクリルを磨き続けました。


刃物が切れて、キレイに切削出来てないと
バフ掛けしても、なかなか仕上がりません。
旋盤加工の腕に懸かっているのです!
外注さんがにいい仕事をしてくれたお陰で、
しかも納期も短い中頑張ってくれたお陰で、
何とか間に合わせる事が出来ました。

タル型のパーツと、長短のストレートパーツを組み合わせて、
床から天井までアクリルの引きモノの支柱なんて、
なかなかやれる機会ありません。

引渡し後の完成した店舗の画像がまだ撮れてないので、
今回の記事にUPすることが出来ませんでしたが、
次回には画像をUPします!
パーツ以外に、アクリルのディスプレイテーブルの什器
なども納めました。

JILL STUART の店舗は、
「新宿ルミネ2」と「東武池袋店」です。
興味がある方は、是非立ち寄って見て下さい!


設計担当はLINE-INC 船越さん、升谷さん。
JILL以外にも、沢山の物件を抱えながら大変そうでした。
本当にお疲れ様でした!









友人の現代作家、船井美佐氏の作品が、
若手の現代美術作家の登竜門である「VOCA展」に
出展しています!

VOCA展とは
全国の美術館学芸員、ジャーナリスト、研究者などに
40才以下の若手作家の推薦を依頼し、
その作家が平面作品の新作を出品するという方式により、全国各地から未知の優れた才能を紹介していきます。

船井美佐さんの作品のタイトルは
「Hole/桃源郷/境界/絵画/眼底」 
アクリルミラーと、ランバーコアを併せた、直径2mの作品。
僕は製作工程の監修みたいな感じで関わらせて頂きました。

何にも似てない彼女の表現力、絵そのものに力があります。
去年も出品していて、2年続けて出れる作家は珍しい。

35名の若手現代美術作家による様々な表現方法による
大作(かなり大きい作品)が見れますよ。
かなり刺激受けます。是非足を運んでみて下さい!



会期
2010年3月14日(日)〜2010年3月30日(火)
会場
上野の森美術館   東京都台東区上野公園 1-2
時間
10:00 〜 17:00 ※入場は閉館30分前まで
金曜日 10:00 〜 19:00
入場料
一般・大学生 ¥500 高校生以下 無料




俵藤ひでと (1972生)
ICSカレッジオブアーツ卒
1995年 ひょうどう工芸入社
2002年 デリバリーワークス設立
アクリル加工を中心とする特注家具・照明器具・立体物のデザイン製作
オリジナル家具・照明の企画デザイン・製作・販売



#066 2010.08 新しい五月人形
#065 2010.07 アクリルのトランク型ディスプレイ什器
#064 2010.06 展示会のまとめ
#063 2010.05 現代手工業展2010
#062 2010.04 アートとモノ作り
#061 2010.03 アクリル引きモノパーツ / 現代美術VOCA展
#060 2009.12 コレクションショー
#059 2009.10 ショップ什器 / 展示会のお知らせ
#058 2009.08 バーテンダー
#057 2009.07 多摩美素材実習
#056 2009.06 2009年展示会を終えて
#055 2009.05 展示会に向けて2/コラボレーション
#054 2009.04 展示会に向けて−アクリルで本をカタチ作る
#053 2009.03 アクリルの茶杓 / 伝統と現代
#052 2009.02 掛川現代アートプロジェクト/アクリルの棗(なつめ)
#051 2009.01 氷のアクリル
#050 2008.12 NYにて
#049 2008.11 ニューヨークへ
#048 2008.09 裏方にまわる楽しさ
#047 2008.08 2008年展示会を終えて
#046 2008.07 想い込めて。仲間の協力を得て。
#045 2008.06 キスの練習 くちびるの習作
#044 2008.05 展示会のテーマ「誰かの為のギフト&トロフィー」
#043 2008.04 手を離れ商品化へ!
#042 2008.03 IID世田谷ものづくり学校でワークショップ
#041 2008.02 アクリルのシャンデリアの行方
#040 2008.01 ご挨拶
#039 2007.12 実習講義 素材とたわむれる
#038 2007.11 デザインにユーモアを
#037 2007.10 ある仕事の風景
#036 2007.09 ポリへドロン
#035 2007.08 アクリルの茶杓
#034 2007.07 バングルのデザイン - メイド イン ジャパン -
#033 2007.06 展示会、真っ最中
#032 2007.05 仕事とは時間を共有すること/6月の展示会に向けて
#031 2007.04 モノを作り表現する女の子たち
#030 2007.03 (続)プラスチック ってガンバってるかも
#029 2007.02 プラスチック って言っても様々
#028 2007.01 マイナーチェンジを繰り返す
#027 2006.12 多摩美術大学にて
#026 2006.11 趣のあるアクリル 茜色に染める
#025 2006.10 端折ってはいけないコト そこに愛はあるのかい?
#024 2006.09 FRPかぶき野郎
#023 2006.08 アクリルをシェイプする
#022 2006.07 展示会を終えて
#021 2006.06 展示会に向けて
#020 2006.05 友人の店を仲間達でつくる
#019 2006.04 ダイソン。それは格好良いだけじゃない掃除機。
#018 2006.03 絵のある部屋
#017 2006.02 アクリルの表現力
#016 2006.01 ロゴデザインをする
#015 2005.12 有限会社 荒木塗工所
#014 2005.11 マーキングフィルムで遊ぶ・レッツ カスタマイズ!
#013 2005.10 製作の現場だから気付くこと、出来ること
#012 2005.09 Delivery Works 南部健太郎
#011 2005.08 無駄の中に宝がある(大人編)
#010 2005.07 無駄の中に宝がある(子供編)
#009 2005.06 (有)クラフトロ 矢野心吾さん
#008 2005.05 ひょうどう工芸代表 職人 俵藤益仁
#007 2005.04 リートフェルトへのオマージュ
#006 2005.03 ショップサイン・電飾看板
#005 2005.02 アクリルの接着加工について
#004 2005.01 島谷製作所
#003 2004.12 大河原製作所
#002 2004.11 savor 末松貴久・小橋佐和美
#001 2004.10 展示会