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ジャン・プルーベ
企画 : ヴィトラ・デザイン・ミュージアム他
出版 : TOTO出版
職人でありデザイナーであるという現代手工業的な人々は
いつの時代も少数ですが存在しましたが
このジャン・プルーベは別格じゃないでしょうか。
彼の作品も活躍も あまりにも有名なので
それらについてここでは何も言いませんが
読んでびっくりしたのは実は彼のお父さん
ヴィクトール・プルーベはエミール・ガレ と共に
芸術と産業の親密な結合を掲げた「芸術産業地方同盟」
いわゆるアール・ヌーボーのナンシー派の指導者の一人
だったらしい。
そしてジャン・プルーベは16才の時から 父の友人が
やっているゴリゴリのアール・ヌーボーの金属工房で
鍛造や溶接の修行をしていたってゆうから
もうビックリっていゆうか、だからあんな金属バリバリの
モダンデザインの中に何か暖かみを感じさせるのかと
妙に納得させられた 写真資料もドッサリの納得の一冊です。
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創造の狂気 ウォルト・ディズニー
ニール・ゲイブラー著
出版 : ダイヤモンド社
みんな大好きミッキーマウスの生みの親 ウォルト・ディズニーの
クリエティブってヤツはこんなにも激しく過酷なのかっていう本です。
白雪姫で初のフルカラー長編アニメーションを発表して
大成功を収め、その後、数々のミッキーマウスの映画で
更に成功した後も稼いだ以上にもうお金を使う使う。
クリエイティブのためなら湯水のように使う。
おかげで お兄ちゃんはいつも銀行に行って
金策に駆けずり回る日々。
本当にリッチなったのはディズニーランドが成功した後
っていうからそれは そうとう晩年っすよ
クリエイティブを一人じゃなくて会社で進めていく
って事の難しさもヒシヒシと感じる
ヘビィーな一冊です。
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奇跡のリンゴ
石川拓治 著
出版 : 幻冬舍
皆さんは困難にぶつかった事ありますか。
絶対不可能といわれた無農薬でのリンゴ栽培をやった
木村秋則さんの本。
NHKのテレビで放映されて
あまりにも反響が大きかったゆえの出版らしいです。
難しい事に挑戦する時 諦めないで
どこまでガマンして進んでゆけるだろう。
「ひとつのものに狂えば、いつか必ず答えに
巡り合うことができるんだよ」
とは木村さんのお言葉ですが
苦難に屈せず挑戦する様はマジで鳥肌もんです。
力石徹の減量より凄いです。泣けます。
クリエイティブな仕事をしている方 必読の一冊だと思います。
ボク一個人としてはUFOにさらわれた話とかも好きです。
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町工場 強さの理由
梅原勝彦 著
出版 : 日本実業出版社
コレットチャックという金属部品を製作する小さな町工場
を立ち上げ、ジャスダック市場に上場までした方のお話の本。
社員が100人近くいるのにタイムカードもないし
ロクな会議もないらしい。
会議は年間で30分以下だっていうから マジっすかって感じです。
ドラッガーの経営哲学も立派ですけど
この人の言ってるコトも半端じゃないです。
不況の時は次の好況の準備をするって
言うは易し やるは難しっすよ。
上場した時、創業者の株をパートのおばちゃんにまで
分けたっていうから凄くないですか。
小さな町工場の経営者の方にお薦めの一冊です。
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オタクで女の子な国のモノづくり
川口盛之助 著
出版 : 講談社
日本のモノ作りをこんな変な(スイマセン)角度から
見てる人がいるんだって驚いた本です。
何かというと すぐキャラクターを使う商品とか
いつまでたっても大人になれない子どもっぽい日本人とか
あんまり好きにはなれなかったんですけど
コレ読んだら「もしかして その線もアリじゃね」って思えました。
他にも「日本のプロダクトってなんて素晴らしいんだろぅ」と
素直に再確認できるようなモノが
様々なジャンルに分けて紹介してあります。
ヲタク文化やギャル文化についてなど
ドコまで共感できるかは人それぞれだとは思いますが
普段の自分とは全く違う人の意見を読んでみるのも
なかなか面白いと思わせてくれた一冊でした。
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ア・ウェイ・オブ・ライフ
28人のクリエイタージャーナル
竹村卓 著
出版 : ブルースインターアクションズ
スケーター、ミュージシャン、フォトグラファー、ペインターなど
主にアメリカで活動してる28人のクリエイターにインタビューした本。
どんなトコに生まれて どんなふうに育ってきたのとか、
何で今の仕事をしてるのとか
フランクにフレンドリーに書かれていて その人の写真も
作品の写真も何かイイんですよ自由で。
今年の現代手工業乃党の展示会で
コンセプトブックを作ってみたんです。
元になっているのは IID(世田谷モノづくり学校)にあった
「LOOK FORWARD! interviews 」っていう
わら半紙で出来たクールな本なのですが
内容を考えている時にこのア・ウェイ・オブ・ライフの本を
思い出してボクもカメラを持って話しを聞きに
みんなに会いに行こうって気になったんです。
製本に関しては 現代手工業乃党のボク達らしく
どこまでも 手作りでしたけどね。
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チェンジメーカー
チェンジメーカー 2
社会企業家という仕事
渡邊奈々 著
出版 : 日経BP出版センター
社会企業家という言葉を聞いたことがありますか?
「社会福祉」というのと「お金儲けの起業」との造語です。
お涙頂戴の古くさい社会福祉だけでもないし、
儲かれば勝ちというビジネスだけでもない。
あたらしい起業の在り方のようです。
困っている人々のためになる物資やサービスを提供しながら
それでも利益を出す会社を運営するって
かなり難しそうですよね。
それをやっちゃってる人々が世界にはいるんですね。
この2冊で35人くらい紹介しているんですが凄いのは
彼らの凄まじい行動力なんですよ。
NPOの経営ってボランティアじぁなくて
ちゃんと適正な運営ができるんじゃねーのかって
やる気の湧く一冊です。
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今年の夏 暑かったですよねー
何だったんだろ アレ
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