清水 |
ある意味、プラスチックに関して、
ドラえもんのポケットみたいですよね(笑)。
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増田さん |
FAXやメールで、「こんな物が、これくらい欲しい」
とご相談いただければ対応しますよ。
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清水 |
いやぁー、頼もしい限りです。
今後もよろしくお願いいたします(笑)、本当に!
で、話は変わるんですが、
いわゆる東南アジアや中国で製造されている
プラスチック製品というのは現在のところ
どうなんですか?
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増田さん |
やっぱり今のところクオリティーがまだ良くないですね。
例えば、液晶モニターのすぐ後ろにあるアクリル板は、
今のところ世界で日本製のアクリル板だけしか
使われてないんですよ。
つまり、その透明度のクオリティーの問題なのですが・・・。
しかし、ブラジル、ロシア、インド、中国それぞれの
頭文字をとって「BRICs」と呼んでいるんですが、
このBRICsが今後急速に経済発展が
見込まれる国として注目されていて・・・。
例えば三菱レイヨンは今年
中国にアクリル製造工場を稼動させるんですよ。
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清水 |
良質な中国製の三菱のアクリル板はいつ頃
日本に入ってくるんですか?
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増田さん |
分かりませんが、あくまでも中国国内で
消費されるであろうと聞いています。
2008年に北京オリンピック、
2010年に上海万博があるんです。
今、中国はそこに向けて製造業の質を
世界のトップレベルに上げようとしているんです。
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清水 |
国力を世界に見せつけるためにですよね。
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増田さん |
で、2010年が過ぎてしまうと、
それまでハイペースで生産してきた
良質な素材商品が余るので、
多量に国外に流出したりすれば
価格変動の可能性はあるかもしれませんね。
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清水 |
2010年って、そんな先の話じゃないですよね。
ってゆうか、プラスチック素材に限らず、
金属や他の材料も多分そうなるでしょうね。
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増田さん |
日本国内の製造業にとっても
2010年は何かのターニングポイントになる
かもしれませんね。
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