先日、うちの工房から200〜300M先にある 「ザンスカール工房」の大先輩、和田隆彦さんの個展 の搬入出の手伝いをしてきました。 個展会場は八ヶ岳。 ハンターチャンスでお馴染みの柳生博さんが、 雑木林を丁寧に手入れし自然を楽しむ為に作った場所 「八ヶ岳倶楽部」です。 出来た当初はレストランと雑木林だけだったようですが、 作家モノ、小物、グリーンなどを紹介販売するギャラリー、 作家の展覧会をするスペースなどが出来、 連日観光の方や別荘に来ている方で賑わっています。 和田さんは、展覧会スペースが出来た時の こけら落としをされており、それ以来かれこれ17〜18年、 毎年展示会をされています。 和田さんの作品は、一目見て和田さんのものとわかる、 無垢材の力強さ、曲線の美しさがあり、 そして何と言っても仕事がとても丁寧です。 用途を有する作品は見え方のみではなく、 使い勝手がきちんと考えられており、 表面処理や本体のバランスなどが押さえられています。 長く使うことを考えて購入するお客様は、 こういう観点をシビアに見ています。 和田さんの作品が多くの方に長く愛される理由のひとつには、 このような配慮があると思います。 和田さんは作品のみではなく仕事場も整頓されており、 使い勝手良く、面白い道具も沢山ある、 作り手にとっては憧れの空間です。 仕事場はまた別で取材に行ってきますので、 それはまたの機会に!
今月は、私の小物を置かせて頂いている、 用賀にあるお花屋さんの「フルール・ド・ショコラ」さん にもお邪魔してきました。 オーナーの古賀朝子さんは、ショップを切り盛りしながら アレンジメントなども教えられているフローリスト。 いつも優雅で明るい笑顔で迎えてくれますが、 フランスやイタリアでの活動も精力的に行う パワーあふれる人です。 お店の中は、ヨーロッパの森の中のような印象。 所狭しとお花が飾ってありますが、 その配色、形がとても美しく、包まれるような安心感があります。 なんて、いかにもお花好きのように言っていますが、 実は私、良く花壇に咲いている花がちょっと苦手です。 赤や黄色や紫の色が鮮やかすぎて、 自然のものとは思えず、正直ちょっと怖いのです。 特に大きな花ばかり連続で並んでいると、 直視できないぐらいで。 でも、古賀さんのお店では、彩度が高い花があっても 違和感はなく、むしろ綺麗だと感じます。 良く見ると、店内はグリーンの割合が多く、 古賀さんがその間に花をきちんとバランスを取って飾っています。 あぁ、これがセンスなんだなぁと実感してしまいました。 フルール・ド・ショコラでは、プロの方から趣味の方まで、 幅広いお客様の為に様々なコースのレッスンを行っております。 現在は店舗内でレッスンを行っていますが、 秋からは現在ある店舗の向かいに、 新たにレッスン専用アトリエを作ります。 店内には私の作った小物も置かせてもらっているので、 近くにお立ち寄りの際は足を運んで頂ければと思います。
* お知らせ* 9月13日(月)〜19日(日)、 下北沢にある「ギャラリー kyo」にて展示会を行います。 出展内容は、モビールとアクセサリーを予定しています。 広く気持ちのよい空間での展示になりそうです。 こちらも制作過程など、お伝えしたいと思っていますので、 おたのしみに!