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ここからイメージを広げます。
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『第一次通過作品 10月ですが製作お願いすることになります。』
8月のある暑い日、こんなメールが来ました。
送信元は、はなぜんフローリスト。
旧友の働く大掛かりな活け込みも得意とする花の創作集団。
第一次通過作品?今度は何をするのか?と、
添付されていた左の写真を見るとこっこれは!
明らかに3Dパイプベンダーを意識したイメージではありませんか。
昨年に3Dパイプベンダーで製作したものを
展示させて頂いたこともあって実にうまく構成されています。
さっそく打ち合わせをしてみると
一昨年ぐらい前にも参加していた
丸の内仲通りガーデニングショーのコンテスト作品との事。
その時も、他作品がよくあるウッドデッキに合うような
ガーデニングのイメージとは違いましたが
今回はその上を行ってます。
すでにガーデニングという概念を超越している模様です。
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1/6の模型
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兎にも角にも、こういった創り物は
平面で話していても進まないので模型を作ります。
実寸は4Mx1Mの物を
スチロール球が100φしか無かったので1/6の縮尺です。
パーツを渡しどのようにするか相談すると、
その場でアルミ針金を活け込んでくれました。
流石です。あっという間にイメージが形になっていきます。
模型が出来たら後は創るだけです。
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リングの組み合わせで出来た球体の骨組み。
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球体とフラットな面に苔を張っていくということなので
面はコンパネを使うことにして、
まず曲げパイプで球体の骨組みを作ります。
骨組みの上に金網とサイザルマットのような物で
苔を張る土壌を作るとの事。
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やはりワイドが4Mもあるとダレが出ます。
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次にベースを作ります。
模型と同じ順番で作っていき、
ベースと球体を基準にする事で
意匠となる曲げパイプの形状検討できる段階になりました。
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こんな感じになりました。
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模型を元に雰囲気を守りながら曲げていきます。
今回の場合、球体の高さがポイントになるので
先にポジションを決めてしまって
材料の長さと具合を見ながら全体をまとめます。
パイプ曲げに関しては一任していただいたので
ちょっとキツイRも入れて絞まりを出してみました。
ベースにコンパネを置いた後に
同形状を保てるように印籠にします。
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ダレ取りも付いて見た目のバランスも良いです。
高さを出して正解でした。
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当初、ベースを地面から400mmほどの高さにする予定だったのが
急遽腰上の高さを出すことになり架台の上に載せました。
後は仕上げて終了です。
このような仕事は時間もかかり大変なのですが、
かなりテンションが上がります。
あまり頼まれることが少ないので残念です。
これからの展示の為、完成写真を載せられませんが
下記期間中に近くへお越しの際はぜひお立ち寄りください。
丸の内仲通りガーデニングショー 2009
10月23日(金)〜11月1日(日)
丸の内ブリックスクエア対面の
明治安田生命ビル1Fティファニー前にて展示しています。
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