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デザイナーの友人から教えて下さい!とのリクエストにお答えして・・・
今回はスチールの薄板について紹介します。
私達が家具・金物の類で使用する代表的な素材を私なりに紹介します。



ア. 酸洗鉄板 表面の黒皮を酸で洗ったもの。
イ. ゼロスパン板 板に亜鉛メッキが施されています。
ウ. 黒皮鉄板 表面に黒い皮がついてます。
エ. 磨き板 イを研磨してつるつるに磨いたもの。
オ. ボンデ鋼板 ネズミ色の板。錆に強い。



酸洗鉄板(全面)


酸洗鉄板(アップ)

ア. 酸洗鉄板

シルバー。艶のないアルミのような軽い感じで、
角パイプ・丸パイプなどの〜45以下と一緒に使うと色合いも同じです。
コレは人気があります。



ゼロスパン板(全面)


ゼロスパン板(アップ)

イ. ゼロスパン板

材料自体に亜鉛メッキ加工がしてあるので、
曲板加工等で溶接をしない時や
表面を好まれている人には人気です。
(お煎餅の缶などによく使われています)


黒皮鉄板(全面)


黒皮鉄板(アップ)

ウ. 黒皮鉄板

黒い皮がうすく滑らかについている。
「鉄」といったらこんなイメージを持っている人が多く、
人気があります。
加工時には黒い部分にグラインダーではがして溶接します。
薄い板(t=1.6〜)厚い板(t=22〜)色々あります。




磨き板(全面)


磨き板(アップ)

エ. 磨き板

表面が研磨されているので、
メッキ加工を後でするものに使います。
(クローム、ゴールド メッキなど)
一番高価かな。



ボンデ鋼板(全面)


ボンデ鋼板(アップ)

オ. ボンデ鋼板

表面がグレーで錆びにくく塗装のノリがよく、
看板などに使います。

※私の修行時代の看板屋さんでも、
このボンデ板を加工し塗装して使っていました。
溶接棒にはステンレス鋼を使用。
溶接時に白いケムリが出るのが難点です。


板の種類は、3×6(914×1829)、4×8(1219×2438)、5×8(1524×3048)、t=1.6〜3.2位がよく使用されます。


ホームページをご覧の皆様

金属の材料にもいろいろ種類があり、金属は木部ほど表には出ていないと思います。
今回は板の種類を数点紹介いたしましたが、ご存知の通り鉄は錆たり様々な表情を持っています。
その種類と特製を知る事、興味を持つ事で加工やデザインに役立つ事と思います。
何か質問などあればそれをいつか説明してゆきます。
ぜひ聞きに来てくださいね。


サボア 末松貴久 (1970生) 末松佐和美 (1974生)
末松貴久
89年(有)ステンレス共同製作所、96年 EXIT設立に参加。
2000年savor結成

末松佐和美
96年 saew 服飾小物作家として。
2000年savor結成。

主に金属を加工して、家具・金属の造形物(オブジェ)・店舗什器・プロダクトのデザイン・製作、プロトタイプ製作、技術協力などをしています。



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