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ホーム > モノ作りの現場から > savor 末松貴久 末松佐和美 #035



*その1は#17 2006年2月の記事参照



























テーブル製作の依頼を受けました。
通常であれば「3週間ぐらいあれば納品できますよ」
なんて感じで進むのですが
今回はだいぶ違います。

お客さんがテーブルの天板に使いたい材料を
支給してくれるという事で。
それがまた大きくて重いのです。
枠組みをはずしてなら
天板材が二人でやっと持てるという重さです。
その天板材、実は昔インドの王族が
門に使っていた扉です。
大きさ W1300×D110×H2200
その角を切りかいてスチールのL字の脚を付け、
扉部分にスライドレールをつけ引き出しにしたいとのこと。
スチール部分の問題はないのですが、
木工部分の加工が〜〜〜・・・
あ、 スタンダードトレードの渡邊さんがいた。
一緒に材料を引き取りにお客様のところへ。
”ま〜ぁ 大丈夫じゃないですかー少し時間はかかりますけど” 
心強い一言で一安心。

とは言うものの、原物を採寸すると
長方形ではなく寸法がバラバラ。
それと引き出し部分の材料、両開きの扉の一枚の重さが
およそ40kgはあるもので(540×1980)
はたして考えた金物がうまく機能するのか
一度取り付けて可動してみないと。
これはわかりません。

まずは全てのパーツを製作して
スタンダードトレードの横浜工場へ持ち込み、
仮組をして可動を試してみることに。
すると(というかやはりというか)何点か問題が出ました。
少し改良して納品できるところまでこぎつけました。
今回横浜工場へ往復した回数は5回。
何とか完成、納品することが出来ました。
お客様に根気強く待っていただけたことも
うまく出来た要因です。
今回のテーブルの納品時でも、
お客様の喜ぶ顔が見れて感激でした。
やっぱりもの作りっていいな〜と痛感です。


みなさまへ

突然ですが今回をもってsavorは党を離れることになりました。
ものづくりに対して 自分たちのことをもっと考えなければいけない時期に
来ているのではないかと判断したからです。
今まで応援してくださった方々 各方面
現代手工業乃党の仲間、ホットスタッフさん、展示会に協力してくださった方々
本当に有り難うございました。

savor
末松貴久 末松佐和美 


サボア 末松貴久 (1970生) 末松佐和美 (1974生)
末松貴久
89年(有)ステンレス共同製作所、96年 EXIT設立に参加。
2000年savor結成

末松佐和美
96年 saew 服飾小物作家として。
2000年savor結成。

主に金属を加工して、家具・金属の造形物(オブジェ)・店舗什器・プロダクトのデザイン・製作、プロトタイプ製作、技術協力などをしています。



#034 2007.07 展示会の総括
#033 2007.06 展示会への助走
#032 2007.05 再利用の巻
#031 2007.04 蜜蝋の巻
#030 2007.03 第十一回おおた工業フェア
#029 2007.02 ハンドパワー
#028 2007.01 最近思うこと
#027 2006.12 仕上げ − 黒く色づける
#026 2006.11 職人大集合
#025 2006.10 結び方
#024 2006.09 新作スツールの製作
#023 2006.08 最近の仕事 −イス−
#022 2006.07 展示会を振り返って
#021 2006.06 展示会へのアプローチ
#020 2006.05 削る(仕上げ)
#019 2006.04 作品紹介
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#014 2005.11 イサムノグチ展にて
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