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ホーム > モノ作りの現場から > STANDARD TRADE. 渡邊謙一郎 #028



先日オープンしたばかりの玉川ショップ1Fの床を紹介します。
五本木ショップとは違って、玉川ショップは前からやってみたかったヘリンボーン張りに挑戦しました。
材料は家具と同じ、国産のなら材を通常のものよりも幅、長さ共に、小さめにつくったものを使用しました。
あまり広くはないのと、きれいに張れれば、細かい方がより美しく見えるので、チャレンジ。

一枚一枚丁寧に調整して張っていき、ざっと4000枚まずは素地で仕上がります。





そして、ここからがスタンダードトレードならではの、
クラッシックな塗装方法でいきます。

道具は刷毛のみ。
組木張りの床材の塗装は仕上がりのことを考えると
手で塗っていくのが一番木目がハッキリとでて、
きちんと塗ればとてもきれいです。





一枚一枚丁寧に隣の材料に
はみでないようにオイルステインを塗っていきます。
木目をハッキリと出していきたいので、
しっかりしみこませるために、
ウエスで拭き取ることなんかは絶対にしません。
拭き取るのははみ出てしまったときだけです。
何しろ一枚一枚スタトレの家具と同じ塗装方法でいきます。





あとはこつこつ4000枚塗っていきます。
全体にオイルステインが入ったら、一晩以上寝かします。
次はウレタンサンジングをまた刷毛で一枚一枚塗っていきます。
塗り終わったら乾くのを待って、一枚一枚ペーパーがけ。
これは2回目のサンジングのくいつきをよくします。
で、塗り終わったらまた一晩寝かします。
続いて再度ペーパーがけをしてから、ウレタンクリヤーを塗ります。
もちろん一枚一枚、、。
乾いたら、またペーパー。
そしてきちんとペーパーの粉をとりきってから
仕上げのウレタンクリヤーを塗っていきます。
これで一晩寝かして、ミスがなければ仕上がりです。
(もちろんダメならもう一回)
これで木目のしっかりでた、ナラ材らしい仕上がりになります。





2006年スタンダードトレード、現代手工業乃党を
応援してくださった方々本当に感謝しております。
おかげさまで2007年を迎える準備ができました。
2007年も確実に、ひとつひとつ丁寧な仕事をしていきますので
今後ともどうぞ宜しく御願い致します。


渡邊謙一郎 (1972生)
神奈川大学工学部建築学科を卒業後、品川職業技術訓練校木工技術科へ。
(株)ユナイテッドパシフィックス、(株)日進装備にて特注家具製作を学ぶ。
1998年春、千駄ヶ谷に特注家具製作所として STANDARD TRADE. を創立。
2000年冬、横浜に自社工場を設立。
2002年夏、東京都目黒区に事務所移転と共に有限会社スタンダードトレード設立。
2003年秋、目黒区五本木にオリジナルショップをオープンさせる。以後、個人住宅用の家具を中心にオフィス、店鋪等のデザイン設計施工、住宅のリフォームと、デザインと製作の両方の立場からスタッフと共に幅広く手掛けている。



#034 2007.08 結論
#033 2007.06 自分の使用する材料
#032 2007.05 椅子の修理・張り替え
#031 2007.04 建築パーツ
#030 2007.03 飯田水引
#029 2007.02 神戸の現場
#028 2007.01 床塗り
#027 2006.12 定番商品
#026 2006.11 小物製作
#025 2006.10 どうなっていくか
#024 2006.09 Bayon(バイヨン)
#023 2006.08 細部に手を入れる
#022 2006.07 継ぎ手と見た目とその工夫
#021 2006.06 細くなる材料
#020 2006.05 繰り返し繰り返し
#019 2006.04 家具はメンテナンスフリーではない
#018 2006.03 経験の幅
#017 2006.02 訓練校
#016 2006.01 シンプルに。
#015 2005.12 ビンテージオーディオの修復
#014 2005.11 修理から学ぶ
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#012 2005.09 家具へのアプローチ
#011 2005.08 木製フローリングの伸縮
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#003 2004.12 木材塗装の退色について
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