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ホーム > モノ作りの現場から > tower 室愛彦 #006





近所にある聖カタリナ大学の何かの撮影をtowerでやりました。
そんな事で聖カタリナ大学の先生と
カメラマンの方々が来て下さったのですが、
本格的な冬の到来で風が強く白波が立っていて、
テラスでの撮影を断念して、室内へと変更になりました。
北条は昔、「風早の地」と呼ばれていて、
冬は相当強くて冷たい風が海から吹いてきます。
そのカメラマンの方はタウン情報松山などの撮影があるとき
何度がお会いしていて、実は松山の海で波乗りをしたことのある、
凄い人なのです。
「イヤー、随分前の話だよ〜。」とはいいますが、
事実なので、僕らにも出来るかもしれないと思い、
もっと詳しく話を聞くと、場所は重信川の河口らしいのです。
あの辺りは小林君と松山で波が立つとすれば
あそこだと今年も一度チェックに行った所です。
そしていつ頃なのか?の問いには、
「冬だったな〜。クリスマスだったからよく覚えているよ。
ちょうど今日みたいな強風が吹いてないと駄目だな・・・。」
との事です。
今日みたいな海に入る勇気は僕にはないので、
松山でサーフィンという目標はなくなりました。
しかし小林くんの目は輝きを増していたように見えました。




年末は半年ぶりの東京です。
夕方5時過ぎに東京に着いた僕と小林くんは
用賀からバスに乗り恵比寿に向かいました。
駒沢通りからよく遊んでいた中目黒を見ると、
目黒川沿いに在った建物たちがすっぽり無くなっていて
工事をしています。
45階建ての高層マンションが建つそうです。
オーガニックカフェもいろは寿しももうなくなっていました。
他に僕が見ただけでも、
東京ミッドタウン、山手トンネル、渋谷駅ビルなど
ちょっといない間に物凄いスピードで街が姿を変えています。
目黒通りに沢山在った家具やも随分減って
もう家具や通りとは呼べなくなっています。
家具やは新しいビルに出店するのが
ブームになっているのでしょうか?
少し淋しい気がします。
ちょっと前にあんなに持てはやされていた六本木ヒルズですら
押されているように見えたのはさすがに大袈裟でしょうか?




恵比寿に着いて昔の仲間と忘年会で会うことができました。
みんな見た目も考え方もあまり変わってなかったので
少しホッとしました。
飲み会でこれから何が新しくて何をすべきかっていう
ような話は以前に比べて出て来なかったように思いましたが、
次々に新しいビルやお店が出来ても
変わらずにやっていけてる皆が凄いと思いました。
今年彗星の如く現れた小島よしおは
変化のスピードをどんどん加速させていく東京に
何かが送り込んだ使者なのでしょうか?
店を出ると大雨でタクシーが足りず、
全然来ないのに長い列を作って待ってます。
僕等はほんの少し歩いた所で
普通に走っているタクシーを拾って
東麻布のばねさんの家にすんなり帰ることができました。
なぜ歩いて探さずに待つのか、
それとも僕等がズルをしてしまったのでしょうか?




前にイデーの社長だった、黒崎さんのはじめた
SMOKEというレストランを見に表参道へ行きました。
カレーやパスタの具を燻製にしていて、初めて食べる味でした。
7時過ぎに黒崎さんが来たので一緒に飲むことができました。
「ワインやデザートも燻製してんだよ。」
と黒崎さんが言うのでそれをいただきました。
煙の匂いがしてとても美味しいです。
デザートを食べる時にカレーを食べる時のような
大きなスプーンが出てきたのでびっくりしていたら、
「ばか、都会のお洒落な所では
ちっちゃいスプーンでなんか食べないんだよ!」
と黒崎さんが言っていました。
「四国もいいけど東京もいいでしょ、
おまえらも東京に時々来なきゃ、
今度ゲストハウス(小さなホテル)をやろうと思っててさ、
ベットだけの安い部屋から普通のタブルの部屋まであって、
お洒落で、地下にはディスコがあってさ、そしたら来れるでしょ。」
と黒崎さんのやりたい事は止まることがありません。
でも本当にやってほしいと思いました。




朝、友人宅を出て新幹線の切符を買いに
渋谷駅に行きました。
みどりの窓口で次に乗れる新幹線はと聞くと
なんと出発が4時間後になってしまいました。
大晦日なので空いていると思ったのに
こんな事なら予約しておくのでした。
しかたがないのでまた友人宅に戻り
本を読んで時間をつぶしているといい事を思いつきました。
お土産に麻布十番(友人宅が東麻布なので)にある
浪花家のたいやきを買って帰ろうと思ったのです。
浪花家はご存知のとおり
「泳げたいやきくん」のうたのモデルにもなった有名なお店です。
こういうのは田舎に残してきた家族には
たまらないお土産になるのです。
買って帰ってすぐトースターで温めれば
美味しいたいやきが食べられるはずです。
3時間ほどだらだら本を読んでそろそろいい時間になったので
ばねさんちを出て新幹線に乗る前に
歩いて麻布十番商店街の浪花家へ。
「すみません、持ち帰りのたいやき10個下さい。」
「只今3時間待ちとなっております。」
「ええーーっ!」
こんな事なら予約をしておくのでした。
名曲「泳げたいやきくん」はザ・キンクスの
「サニー・アフタヌーン」という曲とそっくりだと思います。



室愛彦 (1970生)
愛媛県松山市出身
1996年株式会社イデー入社。
退社後、松山に戻り2004年tower設立。
木工職人の今村 則之、椅子張り職人の白方 伸定とともに、家具の受注生産を行っている。



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