モノ作りの現場から(アーカイブ) | 読みモノ(アーカイブ) | 最新のコンテンツはこちらです
ホーム > 読みモノ > R師弟




ん〜、うまくいかないな〜。
この鉄の丸棒を片手で固定して作業したいんだけどなぁ。。
つかむものといえば、ペンチくらいしか思いつかない。
「点」で抑えてるから弱いんだよな。
丸棒のアールに対して、ペンチのアゴの部分はフラットだからなぁ。
困ったなぁ・・・
・・・・・・
タクミく・・・
・・・これは後回しにして、別の作業をやるか。
厚さ10mmのフラットバー。
さっきと同じように、これも片手でつかんで作業するんだ。
今度は材料もフラットだからペンチでもうまくいくだろう。
・・・・・・
・・・っ!
フラットバーの厚みが大きすぎるのかなぁ。
面と面でガッチリ固定できてないんだよなぁ。
つかむ道具といったら、ペンチくらいしか思い浮かばないんだけど、
ペンチでは、丸い物やある程度大きな物はうまくつかめないようだな。
ん〜、困ったな〜。
・・・・・・
困ったときは・・・
タク・・
・・・ネットで調べるか。
コラーッ!
あ、マイスター師匠。いらっしゃったんですか?
おはようございます。
おっ、おお、おはよう。
(あやうく出番がなくなるところだった)
実はですね、ペンチでは丸棒とか厚いフラットバーとか、、、
えーい、分かってる!そんなときはこれ!
(今日は機嫌が悪そうだな)
プライヤ、、、見た目はペンチに似てますね。
うん。
でもこれは丸い物とか大きな物、ペンチでは扱いにくい物をつかむために特化しているんだ。
ペンチとどこが違うんですか?
ペンチと決定的に違うのは、丸い物をつかむ部分ですね。
うん、そうだな。
ところでマイスター師匠。
ん?
このプライヤの支点の部分ですけど、穴が2つありますね。
これか。
おおよそ全てのプライヤに備わっている機能で、
支点を切り替えることで開口幅を変えられるんだ。
???
実際に見てみよう。
そのとおり。
これは閉じた状態だけど、開いてもやはり開口幅が増しているんだ。
へぇー。
Φ25.4の丸パイプをつかんでみよう。
支点をずらしていない方はしっかりつかめていないですね。
これじゃあ手が届かない。
うん。それに対して支点をずらした方は、ガッチリつかめてるよ。
わぉ、本当だ。
先のフラットバーもこのとおり。
支点をずらして開口幅を広げた方が、
アゴの先端の平らな面と、材料の平らな面とがガッチリ噛み合っているよね。
本当だ。
プライヤとは単に丸い物や大きな物をつかめるだけのものじゃなくて、
材料の形状や寸法にあわせて開口幅を調節できる高機能な道具なんだよ。
なるほど〜。
もっともつかみやすいように開口幅を調節するのがポイントですね。
そのとおり。
さすがマイスター師匠。頼りになります!
うむ。(後半ちょっと挽回できたかな)



2008.03.01 20 面取り・バリ取り工具
2008.02.01 19 ワイヤーストリッパー
2008.01.01 18 アジャスター
2007.12.01 17 キャスター
2007.11.01 16 水平器
2007.10.01 15 蝶番
2007.09.01 14 サシガネ
2007.08.01 13 接着剤
2007.07.01 12 ねじ
2007.06.01 番外編 現代手工業乃党にインタビュー
2007.05.01 11 レンチ
2007.04.01 10 防じんマスク
2007.03.01 09 バール
2007.02.01 08 ドライバー
2007.01.01 07 ツナギ
2006.12.01 06 アクリルカッター
2006.11.01 05 プライヤ
2006.10.01 04 クランプ
2006.09.01 03 アンビル
2006.08.01 02 コンベックス
2006.07.01 01 ノギス