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はぁ・・・
はぁ・・・
どうしたの?タクミ君、元気ないね。
はい。最近彼女とうまくいってなくて。
えっ、タクミ君、彼女いたっけ?
はい、設定上。
で、何か悩みでも?
はい。最近ケンカばかりで。
タクミ君、それはきっと「バリ」だな。
タクミ君が、彼女の心のバリを取ってやらんと。
マイスター師匠、何を言ってるんですか?
いいかタクミ君。このカットしっぱなしの鉄パイプを彼女だと思ってごらん。
は、はい。(思えねー)
だろ?
ちょっと触ってみるんだ。
あっ、痛いです。ケガしそうです。
分かっただろ。この鉄パイプ、これが今の彼女の心だ。
・・・
このままだとタクミ君がケガをしちゃうだろ。
これじゃあ上手く行かないわけだ。
・・・
だからバリを取ってやるんだ。
・・・(今日の師匠はカオスだな)
さっきから「バリ」っておっしゃってますけど、バリって何ですか?
部材を切削すると、加工面の角の部分がささくれ立ったりするよね。
そのささくれの部分をバリと呼ぶんだよ。
この鉄パイプの角の部分ですね。ガサガサしてる。
他にもバリと言えば、溶接した際にできる溶材の盛り上がりだったり、
金型成型品における合わせ面のスジとか。
結構幅広いものを指す言葉なんですね。
つまり、加工の過程でできた余剰部分の総称という感じですか?
そうだね。
うん。硬い材料だと、バリや面を取っていないと、とても危険なんだね。
また、面を取っておくと、角の部分が欠けたりするのを防ぐことにもなる。
なるほど。
曲面を削るって難しそうだから、これは便利ですね。
うん。


これで安心。手で触ってもケガする心配が減るわけだ。
製品のとしてのクオリティも上がるよね。
なるほど。
切りっぱなし、穴空けっぱなし、削りっぱなし、じゃあダメなんですね。
日常的に人の手が触れるモノは特に、その仕上がりに留意したいね。
はい!
今回紹介したのは面取り・バリ取り専用の手工具だけど、
電動工具や工作機械にも、面取り・バリ取り機能をもつパーツや製品があるよ。
面取り・バリ取りはモノ作りの基本なんですね!
うん。
で、タクミ君の彼女に話を戻すとだな、、、
・・・
、、、心のバリはなかなか取れんぞ、ワッハッハッ、
専用の工具もないしな、ワッハッハッ、、、わしも若い頃は、、、
(マイスター師匠に恋愛相談はNGだな・・・)



2008.03.01 20 面取り・バリ取り工具
2008.02.01 19 ワイヤーストリッパー
2008.01.01 18 アジャスター
2007.12.01 17 キャスター
2007.11.01 16 水平器
2007.10.01 15 蝶番
2007.09.01 14 サシガネ
2007.08.01 13 接着剤
2007.07.01 12 ねじ
2007.06.01 番外編 現代手工業乃党にインタビュー
2007.05.01 11 レンチ
2007.04.01 10 防じんマスク
2007.03.01 09 バール
2007.02.01 08 ドライバー
2007.01.01 07 ツナギ
2006.12.01 06 アクリルカッター
2006.11.01 05 プライヤ
2006.10.01 04 クランプ
2006.09.01 03 アンビル
2006.08.01 02 コンベックス
2006.07.01 01 ノギス