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北浦和公園入り口。

入ってすぐに迎えてくれる女性。エミリオ・グレコのゆあみ。

公園内。ママと子供。

一応、サッカーの町ですが、もちろん野球小僧も元気いっぱいです。
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浦和には県立の美術館があります。
北浦和駅西口の目の前にある北浦和公園の中に建つ、
埼玉県立近代美術館です。
美術館では所有する美術作品を
季節ごとに入れ替えながら展示する常設展示室、
県内の美術家の作品が発表されている一般展示室があり、
2階のスペースでは、年に5〜6回程企画展が行われています。
一階のフロアには小さなミュージアムショップと
大型ディスプレーで著名作家の作品を見ることができ、
三階に小さな美術図書館もあります。
館内のあちこちに名作椅子が何気なく置いてあり、
座ることが出来ます。
どういう椅子なのかまったく解らずに、
変わった椅子だなと思って座っていた頃もありましたが、
昔から「椅子の美術館」と呼ばれているようです。
美術館だけではなく、北浦和公園内にも
様々な彫刻作品が展示してあり、
私の感覚では、美術館は公園の一部という感じです。
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フェルナンド・ポテロの横たわる人物。

日本庭園エリアで鯉に餌をやる女の人。

柳原 義達 作の道標。

柳原 義達の風の中の鴉。

橋本真之の果実の中の木漏れ陽。
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この公園は適度に広く、手入れはしているようですが
適度に抜けていて、何とも言えず居やすい所です。
それに、思い出深い公園でもありまして。
私の通っていた高校が北浦和駅の近くにあり、
高校の時からこの公園や美術館に来ていました。
友達や部活の先輩や後輩と、
よくこの公園に来て色んな話を長いことしたものです。
初めてこの公園に来たときは、
ちょっと広い公園くらいの感覚でしたが、
それでも、また来たいなという思いが残りました。
その後、美大を目指すようになってからは、
公園や美術館で色んな作品を見たり、スケッチしたり、
美術図書館で勉強してみたりと、
何かにつけてこの公園に来ていたように思います。
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美術館の外観。

美術館ミュージアム。

子供たちのためのアートイベントをやっています。

ハイビジョン静止画像で、著名作家の作品を見ることができます。

名作椅子がこんなところに。

ここにも。

こっちにも。
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大学を卒業して仕事を初めてからは、
なかなか頻繁に来ることもなくなりましたが、
たまに来たくなる時があります。
公園の中には、遊具やベンチや作家の作品や
木々や草花や建物・・・色んなものがあるのですが、
良いバランスというか、なんだか落ちつきます。
もちろん、きちんと設計されてのことですが、
必要なものとプラスαのものとの分量が程よい、というか。
何にもない広いだけのスペースでは、なんだか味気ない、
かと言って装飾ばかりごちゃごちゃあっても落ち着かない。
走り回る子供たちもいれば、ベンチでのんびりする人もいる。
犬の散歩をする人、デート中のカップル、
様々な人々の用途を満たしながら、
居心地がよく、また来たくなる。
この公園には思い入れがあるので
かなりひいき目だと思いますが(笑)、
私はそんな風に感じ、この程よい分量は、
自分がものを作る時にも心掛けたいことだな、と思っています。
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ジャコモ・マンズーの枢機卿。厳かなかんじが好きで、昔からよく見に来ていました。
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秋には涼しい風が入ってきて、
懐かしいことをしみじみ思い出したりします。
きっとすぐに、厳しい厳しい冬がやって来て
私の脳みそをカチコチに凍らせてしまいそうなので、
今のうちにあれこれと思ってみることにします。
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