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今回は私の工房を紹介します。


もとの台所



300kgある窯を置く為、床はくりぬきコンクリートを打ち込みました。
夏には窯の周りが100℃位になるので壁には不燃材を貼り、上から漆喰でぬりました。でも壁のタイルはそのままで。



おばあちゃんが使っていた調味入れ。



レトロな小物が活躍中。色がいい!


昨年完成した私の工房は、
もともと長年おばあちゃんが使っていた台所です。
2年前の夏におばあちゃんが亡くなって
しばらく物置になっていたのですが、
そこを改装し工房にしました。

私のおばあちゃんを簡単紹介しますと、
佐賀から一家で上京し、
浦和で生まれたので名前を浦子(ウラコ)と名付けられました。
そのためか、一度も浦和を離れることなく
一生を浦和で過ごしてしまいました。
平凡なサラリーマンの奥さんで
いわゆるザ!専業主婦です。
昭和の香りがぷんぷんしていました。
おばあちゃんは刺繍が得意で、旅行が好きで、
買い物が好きで、何でもすぐにTVに影響され、
暑さが苦手です。
私の両親が共働きだった為、
そんなおばあちゃんといつも一緒でした。
ご飯を食べるのも、買い物も、遊ぶのも。
孫が姉と私だけだったので、
おばあちゃんは私達をとにかくかわいがってくれました。
そして色々とおいしいものを作ってくれました。
五目豆、オムレツ、ハンバーグ、煮物、カレー、
でもなぜか使う肉はいつも豚でした。
そんなおばあちゃんが大好きでした。

だから私の工房は、お金をかけずにというのもありましたが、
台所だった面影を残したいという気持ちがありました。

工房ができてから不思議と次々とアイデアが浮かび、
楽しくて楽しくて、すごい勢いで作業に没頭できます。
窯の調子もよく、まさに神が降りてきた感じがしました。
おばあちゃんが降りてきたのかな〜。


でもそんなにいつまでも上手くはいかず、
今ではまた悪戦苦闘の日々です。
今年も頑張ります。

おばあちゃんありがとう。

私の工房は、hitin matals の佐藤江利子さんに
2008年10月号で紹介していただきました。
→「地球にやさしい人

*KNUT ceramic studioからのお知らせ*
ギフト ショー(東京ビックサイト)出展 2/3(火)〜2/6(金)

照明・花器・食器など、クヌートオリジナルのRe器が並びます。 是非お越し下さい!(西展示棟 4F クラフトデザインコーナー)


KNUT ceramic studio(クヌート セラミックスタジオ)小川由利子

黄色い窯と黄色いマチコちゃん
2002 武蔵野美術大学 工芸工業デザイン学科 卒業
2004 沖縄県立芸術大学大学院 陶磁器専修 修了
2003 日本クラフト展 出品
2008 KNUT ceramic studio 設立

陶磁器で主にテーブルウェアーを制作。
KNUT(クヌート)としてリサイクル粘土を使用した器を展開。

MAIL yuriko@knut.jp
URL http://www.knut.jp/



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