まずは下準備。 今回は30k程の土を用意しました。 2種類の土を練る所から始まります。
藍の小付 伸ばした土を好きな形に切り取り、 石膏の上にのせて形を作ります。 高台を付け、土が乾いたら石膏から外します。 完全に乾いたら、やすりをかけ形を整えます。 900度で素焼きをし、呉須で絵付けをします。 呉須は還元焼成で焼くと青く鮮やかな色になります。 透明釉をかけて1250度で焼成し完成です。
藍のカップ&ソーサー ロクロで作ったカップに取手を付け、別にソーサーを作ります。 素焼き後2色の釉薬を掛け分け絵付けをしてあります。
藍のvase これもロクロで作ったものを横に倒し、取手を付けて作ります。 器の中央には小さな模様を入れました。
藍の抹茶茶碗 教室では良いお茶碗が出来ると、お茶会が行われています。 だから私も参加したいと抹茶茶碗をつくりました。 しかし、あまり面白みがなかったなと反省。
そして金継ぎに挑戦 一度やってみたかったこと。 本格的にご飯を練る所から始めました。 漆とご飯を練ってひびを埋め乾燥させます。 翌日漆を塗り、金を蒔きます。 乾燥具合が難しかったです。 これももう少し練習が必要です。
そして今回初めてご一緒した金子ひとみさんは、 今年女子美術大学大学院を修了されたそうです。 卒業後の展示会はすでに5回目という活動的な方。 今回は植木鉢が多く並びました。 金子さんの作品は、様々な釉薬を調合し 素焼き後筆でのせていくという時間のかかる仕事です。 落ち着いた雰囲気で、渋い色合いの景色 がなんとも素敵でした。
また手前の部屋では彫刻家松本涼さんの展示会 が行われていました。 「自分の存在の意味を探す」 というテーマで制作されたそうです。 私にはどの作品も神様のようにうつりました。 どの彫刻も目に力があり、 冷静にこちらをうかがっているようでした。 展示会での皆様の心温かい励ましやアドバイス、 大変嬉しく思います。 「今度はあれとこれとこれも作ろう」と 次への創作意欲がわいてきたので、 今回の展示会はとりあえず成功です。 来年は皆さんの心を掴むような作品をつくることを目標に、 また新たな挑戦をしていきたいと思います。