深堀さんの作り方は足して足して、自分が納得するまで足していく。 削ぎの文化、エコブームに立ち向かうという作風です。 形や模様のイメージは目を閉じると浮かんでくる 風景や街並だそうです。 子供の頃から何故かその光景は変わらず、 頭の中で描き続けているもの。 「その世界を楽しんでくれる人がいて、 誰かひとりでも共感してくれる人やがいればそれでいい」 と彼女は言います。 私なんかはそれじゃあもったいない!なんて考えますが、 彼女の純粋な気持ちこそが、 この独特の器の姿を作り出しているのだろうなと思います。 目先の事ではなく、人の心の奥の部分を描いている。 その感性が私たちを彼女の作る器の世界へと 引き込んでいくのでしょうか。 カップの取っ手には人魚の尻尾ついていたり、 船が影から出て来るような風景。 音を立てて歩きだしそうな家。しゃべりだしそうな茶器。 かと思えば、静かにたたずむ花器もあります。 深堀さんの物語はまだまだ続いていくみたいです。 今回ご紹介したこのgallery sowは昨年12月で幕を閉じ、 もうひとつのギャラリー、BLUE BALLENが新しく変わりました。 1階2階とギャラリーが別れ、 同じ場所で2つの展示会が楽しめます。 湯布院のメイン通りにありますので 遊びにいらした際には是非覗いてみて下さい!
そしてもうひとつ、 私は熊本で列車の旅に行きました。 熊本から人吉への肥薩線は日本最大急流、 球磨川と平行して走ります。 桜の季節、紅葉のシーズンはまさに絶景だそうです。 そして今人気の人吉〜吉松の観光列車 「いさぶろう号・しんぺい号」に乗ってきました。 各駅5分間の停車時間があり、 ひと駅づつ降りてその駅を堪能できます。 そして見所は日本3大車窓です。 電車はスイッチバックをして山を越えていきます。 広大な自然を感じることができる車窓からの風景は、 本当に心が癒されました。 九州に行く際は是非。 私のオススメは、鹿児島県から「はやとの風」に乗り吉松へ。 いさぶろう号に乗り熊本県人吉へ。 人吉温泉に立ち寄り、熊本へ。 もちろん、逆パターンでも良いですね。 熊本の馬刺しは最高に美味しいですよ。 今回は自分のモノづくりはさて置き、 好きなことばかり書いてしまいましたが たまには仕事を忘れて旅にでるのも良いものです。 本年も宜しくお願い致します。