このような形で10tトラックで原石は入荷してきます。 原石の時点で石材の状態が良いか悪いか の判断をしなければなりません。
原石を必要なサイズにカットします。 このときに製品化する際に 模様をどのように出すのかを考えて、切らなければなりません。
もちろん原石を切る機械は以前にも紹介したこの機械、大口径となります。 刃の直径は2mオーバーです。
丸柱の材料なので、裏表をRに切らなければなりません。 ここで使用するのはNCビーズソーです。 ダイヤモンドチップのついたワイヤーが 高速回転しながら動くことにより切断します。 機械の刃がワイヤーの為、 ゆっくりしか切れないので一昼夜かけて切断します。
NCビーズソーで切断したRの形状を きれいに整形するために削ります。
NC R研磨機でR面を磨きます。 当社ではこういったR加工役物に関しては 全てNC制御された機械を駆使して加工をします。 (ちなみに、展示会に出品した作品を作った ウォータージェットカッティングシステムもNC制御で動いています。)
完成しました。 あんな大きかった石の塊がこんな形になりました。
こんな感じでパーツを梱包します。 基本的に施工は専門知識や人数を要するので、 自社からは施工に行きません。 ここは潔く外注または、お客様の方で手配された職人さんに任せます。 やはりぼくは作り手なので よっぽどのことが無い限り施工に携わることがないんです。
パーツが現場に付くとこんな感じで丸柱として使用されます。 ※あくまで写真はイメージです。 自分の手で作り上げたものが1つの形になって 世の中に残るってすごくうれしい事ですよね!! これこそが作り手の醍醐味ではないでしょうか。