
dice & 1th
想いを形にする際にどのように物に表現するかがとても重要です。今回は思いっきりシンプルに表現しました。

thank you & パズルピース
せっかく石材という素材を使うので、石の質感や重厚感を損なわないように。それでいて精密な所がある。
そのバランスの組み合わせで作品のできが大きく変わると思います。「thank you」の評判はなかなか良かったです。

展示ブース
今回は展示台も作品の内の1つとして出品しました。写真中央に展示してあります「puzzle」は無限に広がる思いを込めて。
またいろんな想いがそれぞれ合わさって、またそれが1つでも欠けてはだめだという気持ちが込められています。
そのコンセプト同様に、どれだけでもピースを広げていくことが可能です。
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今回のテーマが「ギフト&トロフィー」ということで、
根本は何かをしたことに対しておめでとう
の気持ちを伝えることなのですが、
既存のありふれたトロフィーには
想いがあまり込められていないのではないか
という感じがとても否めません。
今回はメッセージ性が強く、
もらった人も何をもらったのかがすぐ分かる物を作りたくて
今回展示させて頂いたものにたどり着きました。
しかしトロフィーはそんなに石材製のものって
ワンポイントに使われている物以外あまり目にしませんよね?
むしろ石ってどんなことが出来るのかも
一般の人からすれば分からない素材だと思います。
彫刻であれば手間暇かけて、少しずつ形にすることが出来ます。
しかし、僕らのやっていることはまたジャンルが違うので
その特性を生かして、
なおかつ石材でこんな事が出来るんだ
と言うことを表現できるように製作しました。
ある意味僕にとっても実際に挑戦的な感覚で
作業することが出来ました。
初めての展示会出品で何かと不安はありました。
実際に皆さんと一緒に並べて見劣りしないだろうか?
展示してお客様の反応はどうなんだろうか?
展示の仕方はどのようにすればいいのだろうか?
実際に物を作っている最中はかなり没頭してたので、
そんなことを考えている暇はありませんでしたが、
やはりみなさんすごい方ばかりなのでギャラリーで
準備をしている間は不安に押しつぶされそうでした。
展示会が始まりお客様に
「石材ってこんなことが出来るんだね。」
と声をかけられた時にはすごく嬉しく、
それと一緒に確かな手応えを感じることが出来ました。
もちろん次回に向けての改善点なんかも多々ありますが…
普段とは違う流れの中で誰かのためを思って物を作る。
そこに確かな成果があることを確信できたので、
僕たちのような製造者はまた一歩大きくなれると思います。
そしてそれをどんどんと社会に生み出して
伝えていきたいと思います。
たまたま僕は石屋ですが
それは何を作る人でも一緒だと思います。
今回ご多忙の中、現代手工業乃党 展示会
「誰かの為のギフト&トロフィー展」にご来場頂いた皆様、
本当に有り難うございました。
また、お力添えを頂きましたスタッフ、関係者の皆様
本当に有り難うございます。
この場を借りてお礼申し上げます。
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